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ブレーキオイルとは






ブレーキオイルとは別名ブレーキフルードと呼ばれる液体で、油圧式ブレーキにおける圧力を発生させるオイルです。自動車におけるオイルや油脂といった液体は、磨耗を防ぎ潤滑を向上させる目的に用いられますがブレーキオイルに限っては圧力を発生させることが目的となっています。

同じ目的で用いられるオイルに、パワーステアリングオイル(パワステフルード)などがありますが、こちらも磨耗や潤滑ではなく圧力を発生させる目的で用いられます。しかしこれらの圧力を発生させるオイルのなかでも特に重要なのがブレーキオイルなのです。

ブレーキの仕組みは、自動車のブレーキペダルを踏むことによってピストンが押されることによりブレーキフルードの中が圧縮されその圧力によってブレーキキャリパーを押し込みブレーキディスクを磨耗させ制動力になっています。現在市販されている自動車のほぼすべてがこの仕組みでブレーキが働いています。

このブレーキの仕組みが正常に働いていれば、ブレーキは良好と言えるのですが過度なブレーキ、特に坂道でのブレーキの多用や急ブレーキによりブレーキのキャリパーやディスク機構自体が磨耗によって高温になります。この発生した熱は、最終的にブレーキフルードに伝わります。ブレーキフルードに伝わった熱は蓄積され非常に高温になります。さらにそのままブレーキを酷使すると最終的にブレーキフルードが沸点を超えてしまい蒸発します。ブレーキフルードが蒸発すると、圧力を発生させることができないためフットブレーキが効きにくくなります。この現象が「ペーパロック現象」です。事故に繋がる危険性が高く非常に危険です。

従って坂道などではできるだけエンジンブレーキを使ってフットブレーキを多用しないようにしなければなりません。でも全くフットブレーキを使用しないわけにもいきません。そこで重要なことがブレーキオイルのグレードです。ブレーキオイルのグレードには、沸点によっていくつかのグレードに分けられています。一般的に自動車に用いられているブレーキオイルの規格は、「DOT3」「DOT4」「DOT5」です。

一般車両であれば「DOT3」もしくは「DOT4(外車や高級車、スポーツカー)」が採用されています。レースシーンでは「DOT5」が主流です。沸点に関してだけ取り上げると「DOT3」が一番低く、「DOT5」が一番高いのですが、耐久性(長期間の使用の耐性)に関しては「DOT3」「DOT4」「DOT5」の順に低くなっています。

つまり、レースの世界では毎レース交換が前提の為、一番沸点が高いDOT5が最適といえるのですが、交換サイクルが非常に長い一般車両においては「DOT3」「DOT4」が最適とされているのです。しかし、いくら「DOT3」「DOT4」が耐久性があるといってもシビアコンディションにおいては、劣化も早いので日常的にブレーキオイルの残量や、液体の状態(黒くなっていないか等)をチェックしておきたいところです。

ブレーキオイル

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